言霊(ことだま)という言葉が好きだ。というか、近頃気になっている。
日本では言葉には力があると言われてきた。
中国から持ってきた漢字以外に、日本独自の漢字を作り出したものだ。
例えば、「田」という漢字は中国から来た漢字。
しかし「畑」という漢字は日本で作られた、いわゆる和製漢字になる。
田とは違い、水がはられていないことを分けるために、敢えて火という漢字を使っているということだ。
実際に漢字の成り立ちも的確にその意味を表しているものも多く、漢字学習というのは興味深い。
個人的には漢検準1級くらいになると、暗記に苦しむ部分が多く、苦戦しているのだが・・
それはさておき、言葉の力に重点を置いた日本は言葉を「言うこと」と「思うこと」に高い壁を置いているように感じる。
英語圏においてはsayとthinkはほぼ同じものとしてとらえている文法表現も多く、宗教文化の違いを鑑みると、なるほどと思えるだろう。
日本の中で言葉を自分の中から発した瞬間にその言葉は力になるという考え方である。
もちろん、私自身も残念ながら、日本人的文化背景しか持ち合わせていないため、よく言う、「思っても言ったらだめでしょ」という言葉に納得せざるを得ない。
実際に頭の中に混沌としたものがある状態では思考は始まっているのだがまとまりがない。
新しいことを学んでも、どれだけ感動してもその感動体験は2.3日もすればあっという間に消えてしまう。そして単なる過去の出来事でしかないのだ。
しかし、その体験を言葉に表すことによって、自分の経験になると考える。
自分の言葉にすることで自分自身の中で反芻し、何度も味わうことができると感じている。
だからこそ、投げやりで言った言葉であったとしても、マイナスなことは言わないことをオススメする。
誰かに放ったその冷たい言葉を一番聞いて反芻しているのは自分自身以外の誰でもない。
常に前にへと向上する気持ちを必ず持ち続ける。今日も昨日よりもちゃんと前進できたと確認し、さらに今日は頑張る。ただそれだけのことなのだ。
日本で生きているからには、言霊の力を信じてみるといい。
ここに尊敬する、マザー・テレサの言葉を載せておく。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
これを見るとやはり、英語圏の人だったなと、改めて思い返される
過去の人たちはどう頑張っても今の私たちを抜くことはできない。過去の偉人達が知らなかったこと、わからなかったことが手に取るように解るからだ。
幸運なことに、何かをするための環境は私たちは扱いきれないくらいのスペックで整っている。
単純に若い。それだけで勝ち組なのだ。
もっと自分の価値をわかって欲しい。そうしたら、本当にぼーっとテレビなんて見ていられるのか。
自分に何ができるのか。そのために今何をしなければならないのか。
まず行動。
おまけ
ニーバーの祈り
神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
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